ガッチャマンクラウズ・インサイト:アニメ最終回感想

ガッチャマンクラウズ・インサイトすっげぇ面白かった!!るいるい可愛いなprprって思いながら観続けてきた甲斐があった。この作品には新しいヒーロー像というか新しいヴィラン像を垣間見た気がします。今作の敵は「一人の突出した悪」というよりも「空気に流され暴力をふるう群衆」で、 それを絶妙に可視化しているんだけれども、その中で主人公なのにトリックスター的な振舞をするはじめは今の時代が求めるヒーロー像なのかなぁと思った。昭和だったらつばさみたいな像が求められてたと思うんだけど、その葛藤は昭和のヒーローを描いてきたタツノコプロさんだから非常に上手い。ネットワーク化され、人々の距離が近くなった社会における新たなヒーローっていうのは人々の期待を吸収するだけではいけない、むしろそれだけだと世間に流されるだけの猿共の【暴力の手段】になるというセリフは刺さるし、人々に冷静な議論をする力と勇気をっていうメッセージ性は強いなと思う。

さらに最も恐ろしいのは突出した悪でなく愛とか正義みたいな感情的な言葉に流され正義面で相手をぶん殴ってる【集合悪】であるっていう現代テーマを見事に表現しているし、場面の盛り上げがもの凄く上手い。特にBGMで「ガッチャマーン♪」って流れる時の最高潮っぷりときたら最早中毒になる。

ただクライマックスは問題に対して1人1人が考え抜いたってところは感動したけど、仕方ないとはいえ最後のある重大な選択を結局多数決という解決手段に委ねたっていう脚本だけが個人的に残念。でもこれは人類がもっと進化できる・これから進化していくっていう製作者側のメッセージなのかもね。