まぁ、みんないいところも悪いところもあるんだよ。(アニメの実写化についての話)

小説には【神の視点】があるってよく言われていると思います。
例えば「彼が弓を射る音はいつまでも村人の心に残っていましたとさ。」みたいな文章。
こういう場面って恐らく活字メディアの優位性が存分に発揮される場面であって、
これを映像化するのって結構難しい気がします。

この文章を映像でどのように表現しようかと思った場合、
村人全員を映像におさめるのも難しそうだし、
心の中の音ってどうやって表現すればいいんだろうとか、
カットとカットの継ぎ接ぎで出来ている映像で永遠をどう表現すればいかとか。
やっぱ字幕とかナレーションに頼るしかないのかな…背景はどうしよう…。
中々いいアイデアが思い浮かびませんね(´-`)

最近動画の話をしていますがまぁ実は、今回はこういうのを映像で表現する際にどういう素材や技法を使うか…というクリエイティブな話ではなく、
それぞれのメディアにはそれぞれの優位性があるという話をしたいです。

映像はやっぱり表象や比喩で識閾下に訴える力が強いですよね。
例えば【林檎の映像】に【林檎以外の意味】を持たせる…っていうのは映像メディアの得意中の得意とする部分だと思います。漫画やアニメが得意なのはやっぱりその記号化、
頭に縦線入れたり頭の上に電球が灯ったりね(古い)。
まぁ、他にも色々色々あると思うのです。

まぁクリエイターさんっていうのは自分の表現を伝えようとするとき、
こういうメディアの武器や長所を意識して作品を作ると思うんです。

結論として何が言いたいかというと、
アニメには出来るけど実写には出来ない事もあるしその逆もある。
アニメが得意だけど実写は得意でない事もあるしその逆もある。

アニメを実写にするんだからアニメの雰囲気が壊れるのは当たり前なので、
原作の雰囲気を壊さないで作れというのは無理な話だと思います。
こんな土台無理な話を要求するのはファンとして以前に、
メディアの受け手として経験が不足しているように見えてしまうんですよね。
またアニメはアニメのままでいればいいこれ以上循環発展させようとは思わないみたいな、
こういう作品を衰退化させるファンによる原作の過剰な聖域化もどうなんだよって思うんですよ。

…まぁなんていうか、出来れば観てから批判して欲しいなと思います。

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